上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
毛色の変わった3D本。
IMG_0003.jpg
『スリーディー・スケープ』(株)アスキー1997年(入手価格200円)

付属の3Dメガネは、マイクロプリズムを使ったクロマデプスメガネというものです。
一見透明フィルムのようですが、色(chroma)の深度(depth)を識別して
光の波長ごとの屈性の違いによって、波長の短いものほど(青色)奥に、
波長の長いものほど(赤色)手前に見えるように作られています。

本の内容は普通の風景写真で
ステレオ画像のように左右二枚並べてるわけでもないし
赤青のぶれた画像でもありません。
IMG_0004.jpg
それなのに、このChromaDepthメガネをかけて眺めると
途端に立体感が出ます。
黒い背景に赤、青マジックで線を描いただけの物でも
このメガネをかけてみると飛び出します。

米国 クロマテック社が開発し一手に権利を持ってるようで
せっかく面白い技術なのに、日本でいまひとつ認知度が低いのは
その辺の縛りがあるせいかなと思ったり。(○○式に似てる)

クロマテック社
ギャラリー
スポンサーサイト
IMG_0001.jpg
萩原朔太郎写真作品「のすたるぢや」 1994年 新潮社
(カバーリ・シマメ白 表紙マーメイドうす茶 本文ニューエイジ)

詩人の萩原朔太郎が撮ったステレオ写真。
モノクロの寂しい景色にときおり朔太郎の詩が添えられている。
娘・葉子、孫・朔美のエッセイも。
朔太郎が雑誌「アサヒカメラ」に昭和十四年に寄稿した『僕の寫眞機』が味わい深い。

以下抜粋
「此處で「實景のやうに」と言ひたひが、わざとさう言はないのは、
ステレオのパノラマライクが、實景とは少しちがつて、不思議に
幻想的であるからである。此処では前景と後景との距離が
パノラマに於ける實物と繪畫のやうに、錯覺めいた空間表象を
感じさせる。その為前景の秋草や蝙蝠傘やが、強く印象的に
迫って来て、後景が一層遠く後退し、長い時間の持續してゐる
夢の中で、不動に静寂してゐるやうに思はれるのである。
そしてこの幻想的な印象にもまさつて物侘しく、ロマンチックに
心の郷愁をそそることは言ふ迄もない。」

二次元と三次元の狭間、2.5次元に潜む郷愁。
IMG_0005.jpg
3Dbook01.jpg
CGステレオグラム1~3    1992年 小学館

この三冊は、”ステレオグラム”というニューワードを武器に
90年代の立体視ブームの火付け役となった本といっても過言ではないのでは?
CGステレオグラム1でほんのちょびっとだけ関係してます。

以後二年ほど続くステレオブームの中、小学館はステレオ本の秀作を
続々と出すのですが、それは小学館編集者の徳山氏が、
ステレオオタク学会に所属してたせいなのかな?と勝手に思ったり。
子供向けということで、昔から小学館は立体視に強いのでしょうけど、
雑誌のオマケですら手を抜かない伝統が現在にも脈々と
受け継がれてる印象があります。
  
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。